GKEを使っていて、利用料金を見ていたら、作った覚えのないロードバランサーの金額が入っていた。
Compute Engine Network Load Balancing: Forwarding Rule Minimum Service Charge in Japan: 672 時間 [Currency conversion: USD to JPY using rate 115.1]
他のプロジェクトではHTTPS Load Balancerを使っていて、それで料金が掛かっているのは把握していたけど、該当のプロジェクトでは思い当たる節がなかった。
該当のプロジェクトでは、GKEで開発用途のプロキシでnginxを動かしているのみ。
下記のURL(project-nameはそれぞれ)で確認すると、自動的にTCPロードバランサーが作成され動いていた。
https://console.cloud.google.com/networking/loadbalancing/list?project=project-name
最初なんだこれ、いらねと思って消したらアクセスできなくなり焦った。
どうやら、
kubectl expose deployment deployment-namne type=Loadbalancer
でserviceを作成をすると自動的に設定されるらしい。
これには「負荷分散とプロトコル転送」の料金がかかり、
Google Compute Engine Pricing | Compute Engine Documentation | Google Cloud Platform
アメリカ、EU、台湾は
最初の 5 つの転送ルール $0.025 1 時間あたり
なのに対し
アジア(日本)だけ
最初の 5 つの転送ルール $0.038 1 時間あたり
と1.5倍の料金が請求されるので注意。
日本以外だと月18ドル(0.025 * 24 * 30)、日本だと月27.36ドル。
性能、機能ともに非常に高く、本番用では申し分のない低価格だけど、ほとんどアクセスのない開発用途にはちょっと高いと思う。
TCPロードバランサーとHTTP(S)ロードバランサーの値段は変わらないようなので、HTTPの方を使って、ロードバランサーにSSL証明書を載せた方がいろいろ便利な気がしてきた。
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