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GCP東京リージョン(asia-northeast1)をGKEで使ってみるための事前調査

2016年11月8日からGoogle Cloud Platformの 東京リージョン(asia-northeast1)が一般公開されました。

早速、現在台湾(asia-east1)で動かしているGoogle Container Engine(GKE)を移すためにちょっと違いを調べてみた。

cloud.google.com

スペック

東京はCPUが2016年モデルのBroadwell
台湾は2012年のIvy Bridge

実際使って違いは出るのだろうか。要調査

料金

スペックの違いか、土地、人件費か。


Google Compute Engine の料金  |  Compute Engine Documentation  |  Google Cloud Platform

2016/11/10 17:38時点
月額で割引込み

現在うちで使っているのは、台湾のn1-standard-1×2なので56.22ドル
日本に移すと67.76ドルになるので、約1.2倍になる。

うちの場合は1500円弱なので大したことはないけど、数十万、数百万以上使ってる所は影響が大きそう。

レイテンシとCPUの違いで元が取れるかは、それぞれの用途ごとに要検討。

日本

マシンタイプ 仮想 CPU 数 メモリ 料金(米ドル) プリエンプティブ料金(米ドル)
n1-standard-1 1 3.75GB $33.88 $9.67
n1-standard-2 2 7.5GB $67.76 $19.34
n1-standard-4 4 15GB $135.52 $38.68
n1-standard-8 8 30GB $271.04 $77.36
n1-standard-16 16 60GB $542.08 $154.72
n1-standard-32 32 120GB $1084.16 $309.44

台湾

マシンタイプ 仮想 CPU 数 メモリ 料金(米ドル) プリエンプティブ料金(米ドル)
n1-standard-1 1 3.75GB $28.11 $8.03
n1-standard-2 2 7.5GB $56.22 $16.06
n1-standard-4 4 15GB $112.44 $32.12
n1-standard-8 8 30GB $224.88 $64.24
n1-standard-16 16 60GB $449.76 $128.48
n1-standard-32 32 120GB $899.52 $256.96

米国

マシンタイプ 仮想 CPU 数 メモリ 料金(米ドル) プリエンプティブ料金(米ドル)
n1-standard-1 1 3.75GB $25.55 $7.30
n1-standard-2 2 7.5GB $51.10 $14.60
n1-standard-4 4 15GB $102.20 $29.20
n1-standard-8 8 30GB $204.40 $58.40
n1-standard-16 16 60GB $408.80 $116.80
n1-standard-32 32 120GB $817.60 $233.60


台湾で使えるけど東京で使えないサービス

cloud.google.com
↑見た感じだと、台湾で使えて東京で使えないものは下記

GKEではContainer Registryにアップしたイメージを使っているので、リージョン間の通信料、時間がどのくらい増えるかが気になる

台湾で使えなかったけど、東京で使えるようになったサービス

  • App Engine
  • Datastore
  • Cloud SQLの第一世代。

現在私はどれも使ってないので、特に変化がない。

App Engineは日本にユーザーが多くて要望があったのだろうか。

レイテンシ

これが一番影響が大きそう。
公式には下記のように50-85%早いと出てる。

アジアでは台湾に続き東京に GCP リージョンが設置されたことで、Google の処理能力、ストレージ、ネットワークを日本のユーザーに近い場所で提供できるようになりました。台湾とのレイテンシーの比較では、日本各地からの平均で 50-85% 速い数値を記録しています。

同じ設定で台湾、東京を立てて速度を比較してみようと思う。