コンピューターは、言語間の翻訳に自分が用いる概念(共有される意味概念)を表現する独自の内部的言語を開発したのではないのか?
この記事を読んで、生成文法を思い浮かべた。
詳しくは下記参照だけど、私が大学で一番印象に残ってる理論。
個人的な解釈として、人間の脳には「言語を作成、理解する基本的なルール」が存在する、という理論だと思っている。
なぜそのような考えにたどり着くかというと下記のような論拠。
・言語は完全に後天的な学習によるものではない
(並び順は言語によってことなるけど、主語、述語などの基本的なルールは全く交流がない地域でも共通性がある。それは脳にあるのではないか。)
・人間は未知の文章を作成したり、理解することができる
当たり前だけど、新しい小説、ニュースを読む際は、これまで見たことのない文章に出くわしてるけど、みんな問題なく理解できる。また、今私は文章を書いてるけど、これも今まで書いたことのない文章だ。これは記憶や学習によるものだけでなく、何か基本的なルールがあり、それに沿って理解や創作していると考えた方が自然である)
この生成文法は存在するとは言われていたけど今までだれも明文化したり、機械で再現することはできてなかったと思う。
しかし、上記記事の言語にとらわれない真ん中にある何かは、私の浅い知識では、生成文法そのものに見えた。
この研究開発が進めば、機械が人間と同じように文章を理解し、また書くこともできるようになりそうだ。
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